代表者からのご挨拶

志とビジョンある医療・介護で
社会を元気に幸せに

WHO(世界保健機関)が2018年に発表した統計によれば、男女平均で日本人の平均寿命は84.2歳、同じく世界平均は72.0歳となっており、わが国は世界一長生きの国となっております。日本人の平均寿命が長い理由のひとつには、医療分野の発展によって、かつては治療・救命できなかった病気や事故でも命をつなげるようになったことがあります。特に小児医療の発展が平均寿命の長短に大いに影響していると考えられております。
医療、衛生、栄養、そして治安に優れるわが国では、人々は長寿の喜びを得た一方で、人生のラストステージをどこで迎えるかを思い悩まなければならないといった課題を生じております。
当社グループが提供する「医療施設型ホスピス」サービスは、その課題に対する解のひとつであります。
私たちは、医療・介護を通じて、日本を元気で幸せな社会にしたいという強い情熱と志を持ったカンパニーです。

高齢化率 28.1%

わが国では、国民の約2.6人に1人が65歳以上、約4.0人に1人が75歳以上であり、高齢化率は28.1となっております(出典:総務省「人口推計」平成30年10月1日(確定値))。一般に、加齢が進むほど、ひとの身体機能は不可逆的に衰退する(病状は不可逆的に進行する)と考えられます。今後、けが・病気になる方、けが・病気が治らない方が年々増加していくことは容易に推測されます。

退院後の行き先確保

けが・病気があれば、病院にかかります。治療を必要とする方が増える一方で、病院のベッド(病床)は減少しており、これに相まって早期退院を促す医療政策がしかれております。病院での治療が終わり、退院となった方の中には、引き続き医療依存度が高い方があります。例えば、がん末期状態にある方、神経変性疾患等を患っている方、人工呼吸器を装着されている方です。こういった方々では、病床の不足から退院後の転院先がない、医療的な対応の不足から介護施設等へ移れない、家族等での負担が増えるため自宅には帰れないことで、退院後の行き先確保に係る課題「医療ケア難民化」を生じております。

医療施設型ホスピス「医心館」

当社グループでは、医療依存度が高い方々の安寧と尊厳のために、安心して暮らせる療養の場を提供できるよう事業を展開しております。一般的な介護施設では受け入れることが困難な、がんの末期状態にある方、特定疾患等の難治性の病を患う方、人工呼吸器の装着や気管切開で呼吸管理が必要な方、看取り対応の方、入退院を繰り返さざるを得ない方、重度障害により在宅での日常生活が困難な方など、いずれも医療依存度が高く自宅等で看護・介護を十分に得ることが難しい方々に対して、慢性期・終末期の“療養”の機能を“住まい”に付加した場(退院後の行き先)「医心館」を提供し、看護と介護の職員がメーンプレイヤーとなり、強固な看護・介護の体制で最期まで責任あるケアを提供しております。

当社グループ事業のこれから

不幸にして事故にあわれた方を医師が救命するとき、その方が人工呼吸器を装着する将来を考え、施術を躊躇うことがあると聞きます。もし人工呼吸器を装着することになっても、その後の“療養”と“住まい”があると分かれば、医師は躊躇いなく救命のための施術ができるでしょう。高齢者に限らず、青年から小児・乳幼児に至るまで、同様のことが言えます。今後、当社グループでは、「医心館」利用年齢層の拡大を進めてまいります。
社名のアンビスは、AmbitiousとVision(大志ある未来像)の造語であります。当社グループは、仕組みをイノベートすることにより社会課題を解決する会社でありたい、また、創業当初からのミッションである地域医療の強化再生を果たしたい、さらに来るべき革新的な医療の恩恵が一人でも多くの国民に届くよう医療業界を支える一助になりたい。これらを求道する私たちの存在が、誰かにとっての希望や道標であることを信じて、当社グループは今日も「大志ある未来」へ向かって歩み続けます。
 

医療施設型ホスピス「医心館」事業によって、より一層、社会を元気に幸せにできることを確信しております。

株式会社アンビスホールディングス
代表取締役 柴原 慶一